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10.10.2018

キッコンパッタンとはいかない、絡み

経糸を絡めて織るためには、
地をつくる経糸と絡みをつくる経糸が必要になります。
方法としては、
・手で経糸を捩っていく
・カード・またはビーズを使う
・半綜絖と呼ばれる仕掛けで作る

わたしは、ビーズを使う方法で織っています。
ビーズレノと言われるやり方です。

↑の経糸を機にセッティングした後、
具体的にどう織っているかというと、
絡みをつくる左右どちらかの経を上げる。
この時、地をつくる経とのいらない絡みを指でほぐす。


開口が狭いので、板を使って持ち上げる。
(地経とビーズの隙間を開けるためですが、上からみると見えないので
上がっている絡み経の間に板を入れています。)

上からみるとこんな感じ。

筬の手前で、開口した糸を拾う。

きちんと絡んでいるか確認しながら作業します。

目線の近さはこれくらい。

開口した隙間に緯糸を入れる。


織り前からみるとこんな感じ。

次に、上げた絡み経と左右反対に上がる経をあげて同じ作業をすると、
1つの絡みが出来上がります。

とても時間のかかる作業です。


10.08.2018

一粒一粒


織物の基本、平織・綾・朱子は、それぞれに経糸の浮き方に違いがあるものの、
経糸と緯糸が上下に動いて織り上げられるという関係性は変わりません。

絡み織(羅・絽・紗)はというと、経糸が絡み合って
布全面に透け感のある軽やかな布に織り上がります。
「紗」緯糸1本ごとに連続して絡み目を作る織組織
絡み目と絡み目の間に平織/綾織を組み合わせると「絽」
「羅」は1本の経糸が左右の経糸とまたがって絡む織り組織

絡み織を優先すると、柄のための経糸の上がり下がりの設定が
機上では出来ません。でも柄は出したい。
なので、鈎針で緯糸を拾いながらひとつひとつ柄を出しています。
手順は・・・

柄を出すところを決め、

緯糸を引き出す。

輪状に引き出された緯糸に、

シャトルごと緯糸をくぐらせる。

ゆっくりひきだして、


一粒、完成。

次に進む。
一粒一粒、光を浮き上がらせるように柄を織り出します。

8.25.2018

光に向かって生きる。
そんな強さや生命力を実感したくて、草木染を始めた。
でも、初めて蓮から色を出して染めた時、
これは「泥」の色だと思った。

儚いけど、絶対的な慈愛の色。

蓮畑から仰ぎ見る空が、太陽が、本当に美しくて、
吹き抜ける風が心地良くて、揺れる葉の下でしばらく佇んでしまう。
こんな景色のひとつひとつも、すべて「色」は記憶している。と感じる。


※蓮畑に入る際は、所有されている方に必ず許可を得てくださいね。

6.18.2018

清らかで神聖な、なにか




まだ染まっていない糸を前にすると、いつも少し緊張する。
絹も麻も綿も、表情はそれぞれ違うけれど、
それぞれに清らかで神聖な、光のような何かを、宿しているような気がして。



6.14.2018

つくりたいもの


織られた糸の起伏を通り 
光は影を躍らせ 
風は体温と交じる

その肌心地は
いつか、
触れる人の ”翅” に


そんな存在になるもの